Mechanism of Loneliness of Elderly People in Rural Community
Contemporary Sociological Studies2005Vol. 18, pp. 69–88
Abstract
本稿の目的は,秋田県由利郡東由利町蔵地区Y集落の「日中ひとり暮らし高齢者」の孤独感を,精神的な意味での生活困難性の一端として捉え,孤独感がどのような状況でみられ,それらはどのようなメカニズムのもとに生じているのかを,彼らの生活実態をもとに明らかにすることである。孤独は,一般的には独居という生活形態に結び付けられがちであるが,Y集落では「日中一人暮らし高齢者」の生活に顕著にみられた。身体機能の低下は,結果的に社会に対する消極的な態度を誘発している。趣味が出来なくなることは,精神的な生活の狭隘化を生じさせている。また,交友関係も減少し,それは人間関係の狭隘化を生じさせている。そのような状況におかれている中で,同居家族がいる場合,家族との関わりを通して無用感を感じ,若年層に対する遠慮が働いてしまう。生活様式の変化や集団参加による老いの認識は,集団間における差異化を生み,疎外感を感じさせる。これらが相乗し,最終的には生きる空間の狭隘化を引き起こし,孤独へと結びついているといえる。
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